コレクション 1

会期: 2006年4月11日~7月17日

1.欧米の近代美術
20世紀は美術の歴史を書き換える実験と創造に満ちた時代でした。19世紀の印象派から出発し近代絵画の基礎を築いたセザンヌから、キュビスムをはじめ新しい絵画表現を大胆に展開したピカソと抽象絵画の先駆者カンディンスキー、シュルレアリスムの代表的画家エルンスト、さらにムアやアルプの彫刻まで、ここでは欧米の近代美術の名品を紹介します。

2.欧米の戦後美術
20世紀後半、美術の表現は多様な方向に広がっていきます。美術作品は何かの表現であるとともに、それ自体が物質として存在するものであることにも自覚的になってきました。絵具の物質性を強く意識したアメリカの抽象表現主義、作者の個性を排除するかのようなミニマル・アート、イタリアのフォンタナやマンゾーニ等。絵画を中心に欧米の戦後美術を紹介します。

3.現代ドイツの絵画
ジグマー・ポルケ展にあわせて、現代ドイツを代表する3名の画家の作品を展示します。絵具を重層的に塗り重ねたり削って、抽象絵画の新しい表現を開拓したリヒター、人物を上下さかさまに描くのが特徴であるバゼリッツ。これまで暗い戦争の体験を表した絵画を制作していたキーファーの近作では、星空のもとに横たわる男性が描かれ、静かな雰囲気を醸し出しています。

4.荒川修作
1960年代初頭からニューヨークを拠点に活動を続けている荒川修作の初期絵画を紹介します。60年代から70年代にかけて、線や図形、記号や言葉を用いて、自らの施行の過程を表現する「ダイアグラム絵画」や「意味のメカニズム」シリーズを発表、知覚や認識の問題を鋭く追及してきました。昨年度の新収蔵作品3点を含む当時の代表作を展示します。

5.森村泰昌 / やなぎみわ
このセクションでは、関西出身の2人の写真作品を紹介します。森村泰昌は、80年代後半から美術史上の名画の登場人物や映画女優にふんしたセルフポートレートを発表しています。その出発点となった《肖像(ファン・ゴッホ)》から、当館と共同研究の形で制作が行われたフェルメールの《画家のアトリエ》を題材とした新作までを展示します。やなぎみわは、90年代からコンピュータ合成を使った表現で女性をテーマとした作品を制作しています。ここでは初期の「エレベーターガール」シリーズから2点の作品を展示します。

6.現代の彫刻
今回は、現代の多様な彫刻表現の中から特に木を使った作品を中心に展示します。焼け焦げた木の柩が大量の水を湛える遠藤利克の作品やチェーンソーで大きな角材を荒々しく削り取る戸谷成雄の作品。バルケンホールや舟越桂は、木彫による人物像の新たな可能性を探り出します。また、新しい立体表現の方向として、パイクとアウスラーによるビデオ映像を使った作品も合わせて紹介します。

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