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森村泰昌:自画像の美術史―「私」と「わたし」が出会うとき

森村泰昌 メッセージ映像




国立国際美術館では、日本の現代美術を代表する美術家・森村泰昌の地元・大阪の美術館では初となる大規模個展を開催します。約70分にもおよぶ、森村としては初めての長編映像作品を含む50点の新作、未発表作と、過去の代表作あわせて132点で構成します。
※総点数132点は参考出品7点(木村浩および石原友明の作品)を含みます。

1951年、大阪に生まれた美術家・森村泰昌は、現在も大阪を拠点として国内外で活躍しています。85年京都のギャラリーのグループ展「ラデカルな意志のスマイル」で発表した《肖像(ゴッホ)》が高い評価を獲得して以来、一貫して名画の登場人物や映画女優、20世紀の歴史上の有名人物などに自らが扮するセルフ・ポートレイトを手がけてきました。本展は、森村がこれまで取り組んできた自画像の美術史の集大成とも言える構成となっています。

展覧会の第1部では、初期の《肖像(ゴッホ)》を始め、17世紀オランダ絵画の巨匠レンブラントの自我を深く探った「レンブラントの部屋」シリーズ(1994年)、20世紀メキシコ現代絵画の第一人者フリーダ・カーロの人生の愛と死を森村独特のテイストで祝祭的に作り上げた「私の中のフリーダ(花輪)」シリーズ(2001年)など、過去に発表され高い評価を得た作品に加え、レオナルド・ダ・ヴィンチ、デューラー、カラヴァッジョ、ルブラン、マグリット、ダリ、そして30年ぶりにゴッホの自画像に扮して制作した新作を展示します。これらの作品群からは、自画像になることで露になる画家、作品に対する森村の解釈、ダ・ヴィンチ以降の西洋美術史における自画像への森村による批評もうかがい知ることができます。
また、自国美術の表現の先駆者として松本竣介、青木繁、萬鉄五郎、村山槐多といった近代日本の美術、ウォーホルやシンディー・シャーマンなどの現代美術の自画像にも扮し、作家たちの人間性や創造の豊かさを新たに蘇らせます。

第2部には、本展のために新たに制作された映像作品を展示。新進気鋭の映像作家・藤井光を起用し、約70分にもおよぶ、森村の試みとしては初めての長編映像作品です。第1部にも登場した自画像を描く画家そして森村が登場し、それぞれの独白の中から「私」とは何かを浮かび上がらせます。

110余点におよぶセルフ・ポートレイト作品に加え、幼少時からのポートレイトも紹介。美術史に触れるまでの森村の個人史(=「わたし」)と、自らが登場することによって批評性をともないながら獲得した美術史(=「私」)がクロスオーバーし、極めて回顧的に美術家・森村泰昌を概観する展覧会となることでしょう。

公式サイト
http://morimura2016.com/

展示作品の上映時間について
《「私」と「わたし」が出会うとき―自画像のシンポシオン―》
My Art, My Story, My Art History─ A Sympósion on Self-Portraits
2016年|ヴィデオ・インスタレーション(HD、カラー、サウンド)|作家蔵
上映時間:75分(約5分間のインターバル含む)

[上映スケジュール] ※(6)(7)は金曜日のみ上映
(1) 10:10
(2) 11:25
(3) 12:40
(4) 13:55
(5) 15:10
(6) 16:25
(7) 17:40

  • 主催:国立国際美術館、朝日新聞社
  • 協賛:きんでん、京阪ホールディングス、資生堂、竹中工務店
  • 協力:アマナサルト、一色事務所、一風堂、大阪市立工芸高等学校、おおさか創造千島財団、坂本設計技術開発研究所、資生堂ビューティークリエーションセンター、写真弘社、SHINDO、ダイキン工業現代美術振興財団、千島土地、DNP メディア・アート、帝塚山学院小学校、NAMURA ART MEETING ʻ04-ʻ34 実行委員会、ニコン、ニコンイメージングジャパン、原美術館、ハラ ミュージアム アーク、ワコール

展示作品

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森村泰昌《自画像の美術史(レオナルドの顔が語ること)》2016年 作家蔵

森村泰昌《自画像の美術史(デューラーの手は、もうひとつの顔である)》2016年 作家蔵

森村泰昌《自画像の美術史(レンブラントの遺言)》2016年 作家蔵

森村泰昌《自画像の美術史(証言台に立つルブラン)》2016年 作家蔵

森村泰昌《自画像の美術史(ゴッホ/青)》2016年 作家蔵

森村泰昌《自画像の美術史(マグリット/三重人格)》2016年 作家蔵

森村泰昌《自画像の美術史(カラヴァッジョ/マタイとは何者か)》2016年 作家蔵

森村泰昌《傷ましき腕を持つ自画像(ブルー)》2011-2016年 作家蔵

森村泰昌《少年カフカ》2016年 作家蔵

森村泰昌《自画像のシンポシオン》2016年 作家蔵

森村泰昌映像作品《「私」と「わたし」が出会うとき―自画像のシンポシオン―》(2016年 作家蔵)から

森村泰昌映像作品《「私」と「わたし」が出会うとき―自画像のシンポシオン―》(2016年 作家蔵)から

関連イベント

森村泰昌連続講座「新・美術寺子屋/自画像の話」(全10回)

「森村泰昌:自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき」展(2016年4月5日~6月19日)の開催を機に、「新・美術寺子屋/自画像の話」を開講します。自画像表現を追及し続けてきた美術家森村泰昌が、「自画像」をテーマに連続講座を行います。各回、美術史における代表的な自画像を一点取り上げ、自画像とは何か、「私」とは何かという問いに、これまで画家達はどういう答えを見出してきたかを、独自の視点から考えます。

第1回 2月27日(土)
「レオナルド・ダ・ヴィンチ~自画像にはきっとウソがある」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※2月27日(土) 14:00から/B1階 講堂

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第2回 3月12日(土)
「カラヴァッジョ~ナイフが絵筆に変わるとき」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※3月12日(土) 14:00から/B1階 講堂

「森村泰昌」展 トーク・イヴェント

講師:アヴィーク・セン(アート・ジャーナリスト)

  • ※4月9日(土) 14:00から/B1階 講堂
  • ※10:00から整理券を配布
  • ※無料(要本展観覧券)・先着130名・逐次通訳有り
  • ※本イヴェントは、講師の都合により中止となりました

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第3回 4月17日(日)
「ベラスケス~画家はなぜ絵の中に登場したのか」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料(要本展観覧券)・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※4月17日(日) 14:00から/B1階 講堂

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第5回 5月15日(日)
「フェルメール~自画像を描かなかった画家について」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料(要本展観覧券)・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※5月15日(日) 14:00から/B1階 講堂

「森村泰昌」展 学芸員によるギャラリー・トーク

講師:当館研究員

  • ※5月21日(土) 14:00から/展示室
  • ※13:30から聴講用ワイヤレス受信機貸出
  • ※無料(要本展観覧券)・先着90名

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第6回 5月22日(日)
「ゴッホ~ひとつの『私』を、ふたつの命が生きるとき」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料(要本展観覧券)・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※5月22日(日) 14:00から/B1階 講堂

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第7回 5月29日(日)
「フリーダ・カーロ~つながった眉毛のほんとうの意味とは」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料(要本展観覧券)・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※5月29日(日) 14:00から/B1階 講堂

森村泰昌連続講座「新・美術寺子屋/自画像の話」(全10回)

「森村泰昌:自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき」展(2016年4月5日~6月19日)の開催を機に、「新・美術寺子屋/自画像の話」を開講します。自画像表現を追及し続けてきた美術家森村泰昌が、「自画像」をテーマに連続講座を行います。各回、美術史における代表的な自画像を一点取り上げ、自画像とは何か、「私」とは何かという問いに、これまで画家達はどういう答えを見出してきたかを、独自の視点から考えます。

第8回 6月5日(日)
「ウォーホル~ウォーホルはポップではない」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料(要本展観覧券)・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※6月5日(日) 14:00から/B1階 講堂

森村泰昌連続講座「新・美術寺子屋/自画像の話」(全10回)

「森村泰昌:自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき」展(2016年4月5日~6月19日)の開催を機に、「新・美術寺子屋/自画像の話」を開講します。自画像表現を追及し続けてきた美術家森村泰昌が、「自画像」をテーマに連続講座を行います。各回、美術史における代表的な自画像を一点取り上げ、自画像とは何か、「私」とは何かという問いに、これまで画家達はどういう答えを見出してきたかを、独自の視点から考えます。

第10回 6月19日(日)
「自画像のゆくえ、あるいは最後の自画像」
※10:00から整理券を配布/お一人様一枚
※無料(要本展観覧券)・先着130名
※各回の講座はUstream中継する予定です
http://www.ustream.tv/channel/nmaoJP

  • ※6月19日(日) 14:00から/B1階 講堂

入館案内

開館時間

10:00~17:00、金曜日は19:00まで (入場は閉館の30分前まで)

休館日

月曜日(ただし5月2日(月)は開館)

観覧料

一般 1,300(1,100)円 大学生 900(700)円 高校生 500(300)円

  • ※( )内は前売・団体料金/団体は20名以上/中学生以下無料
  • ※心身に障害のある方とその付添者1名無料(証明できるものをご提示願います)。
  • ※本料金で、同時開催の「田中一光ポスター展」、「コレクション1」もご覧いただけます。
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