主題としての美術館 美術館をめぐる現代美術

会期:2001年10月25日~12月11日

美術展のテーマとして「美術館」を対象とすることは、日本人にとって奇異に聞こえるかもしれない。そもそも日本では、美術館のような社会的で公的な性格のものが芸術表現の主題になることは多くはない。しかし欧米では、遅くとも20世紀の初めから、美術館が批評の対象として取り上げられてきており、今日ではアーティストたちの主要な関心事の一つになっている。
当館では2000年に当美術館の空間を活かした作品を集めた「空間体験」展を開催し、美術館空間の特性について考える機会を提供した。それに対し本展では、美術館の展示方法について考えさせるもの、美術館の建築や歴史に想を得たもの、美術館をめぐる人々をモチーフにしたものなど美術館との関わりから生まれた作品をなるべく網羅的に集め、15組(17名)の作家達による作品66点を展示した。周知のように、2001年4月から国立美術館・博物館は独立行政法人化されたが、実際、日本の美術館は変革期にある。そのような現在にあって、美術館について改めて広く考える機会を提供した。
またテーマとの関係上、海外のアーティストを中心とした国際的な展覧会となったが、その多くは日本に未紹介の、しかし海外の第一線で活躍中のアーティストたちであり、国際交流の良き舞台となった。
出品作家 フレッド・ウイルソン、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、杉本博司、竹岡雄二、ハイモ・ツォーベルニク、アレックス・ハートレー、カンディーダ・ヘーファー、クリスチャン・フィリップ・ミュラー、ヴィック・ムニーズ、ウテ・リンドナー、ジャック・レイルナー、イネス・ロンバルディ、マーク・ダイオン&ジェイスン・シモン、ケート・エリクソン&メル・ジーグラー。

  • 入場者:総数6,241人(1日平均149人)
  • 主催:国立国際美術館/(財)ダイキン工業現代美術振興財団
  • 協賛:(財)花王芸術・科学財団
  • 協力:旭硝子株式会社/エプソン/関西ドイツ文化センター/日本航空/The Brithish Council
  • シンポジウム:「主題としての美術館」日時:10/27(土)講師−竹岡雄二、ジェイスン・シモン、メル・ジーグラー、クリスチャン・フィリップ・ミュラー、ウテ・リンドナー、イネス・ロンバルディ(以上、出品作家)、ロラント・メニク(クレーヴェ美術館学芸員)、中西博之(当館主任研究官)
  • ギャラリートーク(展示作品解説):日時:11/24(土)
  • カタログ:「主題としての美術館 美術館をめぐる現代美術」
    27.2×15.3cm/88ページ/カラー42点
  • パンフレット:「主題としての美術館 美術館をめぐる現代美術」
    29.7×20.9cm/8ページ
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