国立国際美術館

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先生のためのプログラム

大阪府公立小・中学校美術教育研究会

2023年7月7日(金)

7月7日に大阪府公立小・中学校美術教育研究会の研修のため、大阪府下(大阪市・堺市を除く)の公立小・中学校の先生51名が来館されました。

当館では、学校団体からのご依頼により、先生のための研修を随時実施しております。今回の研修では、スタッフによる美術館活動についてのレクチャーと、当館の鑑賞サポートツールの1つである『アクティヴィティ・ブック』(※)を活用しながら、地下2階で開催している「コレクション1 80/90/00/10」展(以下、コレクション展)を鑑賞する時間を設けました。

レクチャーでは、美術館にはさまざまな対象者に合わせたプログラムがあることを紹介し、その中で学校団体が美術館を活用する際、学習目標や子どもたちの実態、利用形態に応じた活動を組み立てていくポイントをお伝えしました。合わせて今回の研修中に鑑賞するコレクション展と、研修後に自由鑑賞することができる地下3階で開催している「ホーム・スイート・ホーム」展の概要を紹介しました。

レクチャー後は、『アクティヴィティ・ブック』を活用しながら、コレクション展を鑑賞しました。作品1点1点をじっくり見ていたり、作品解説を読み、作品と照らし合わせながら鑑賞している様子が見られました。先生同士でお話ししながら鑑賞している姿も多くありました。『アクティヴィティ・ブック』には、作品を多角的な視点で見たり、美術館そのものを楽しむヒントとなるアクティヴィティが30種類掲載されています。先生方には1冊ずつお配りし、展示室で自由に取り組んでいただきました。1つの作品の前で時間をかけて1つのアクティヴィティに取り組んでいる先生もいれば、複数のアクティヴィティに挑戦している先生もいたりと、それぞれが自分のペースで熱心に作品鑑賞の時間を過ごしていました。

今回の研修は1時間半ぐらいのとてもコンパクトなものでしたが、子どもたちの今後の美術館活動を想像するきっかけにしていただければ嬉しいです。(この研修後に早速当館への来館をお問合せしてくださった先生がいらっしゃいました!)

ご参加の先生方、お忙しい中ご来館ありがとうございました。またのご来館をお待ちしております。[F.A]

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