国立国際美術館

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第9回中之島映像劇場 時代劇ミュージカル ジャンル映画の享楽

大衆向けエンターテイメントが時代を経てキッチュまたはカルトとして、当時とは異なる評価で新たに受容される現象があります。この興味深い現象を、時代劇とミュージカルの交差する作品でみてみることにします。
「ジャンル映画」という言葉は、例えばサスペンス、ホラー、アクションなど、その世界観、形式、登場人物のキャラクターなどが一定のパターンで特徴づけられるカテゴリーの映画を指します。ジャンル映画にはそれぞれに一定の支持者が存在し、そこには観客と製作者側との間に約束のような暗黙の了解があります。そしてそれ故に観客は安心して映画を楽しむことができるのです。ところが社会状況やモードの移り変わり、はやり廃りなど時代の経過によって、この了解事項が変化したり忘れ去られたりすることがしばしば起こります。そのような状態で観られる映画は、とても奇妙だったり新鮮であったりするかもしれません。東京国立近代美術館フィルムセンターの所蔵作品から、失われた映画の形式である時代劇ミュージカル、オペレッタ時代劇をセレクトし上映します。

主催
国立国際美術館
協賛
公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団
協力
株式会社KADOKAWA、東映株式会社
開催日
2015年3月21日(土)、22日(日)

Aプログラム 

  • 木村恵吾《春爛漫狸祭》(1948年)

Bプログラム 

  • 加藤泰《真田風雲録》(1963年)
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