第1回中之島映像劇場
美術と映像:戦前から戦後へ
—東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品による上映会
「中之島映像劇場」の第1回では、東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催で同センター所蔵の作品を上映します。趣旨は「美術と映像」の発端を再考することです。具体的には戦前ヨーロッパのいわゆる前衛映画と、戦後日本における「美術と映像」の接点に登場した先駆的な仕事の紹介となっています。普段簡単には見ることの出来ない「古典的名作」を35mmフィルム上映による画面でお楽しみください。
- 主催
- 国立国際美術館、東京国立近代美術館フィルムセンター
- 協力
- 川崎市市民ミュージアム
- 協賛
- (財)ダイキン工業現代美術振興財団
- 開催日
- 2011年3月26日(土)、27日(日)
Aプログラム:映画の再発見:戦前ヨーロッパにおける前衛映画
- フェルナン・レジェ《バレエ・メカニック》(1924年)
- ルネ・クレール《幕間》(1924年)
- アンリ・ショメット《純粋映画の五分間》(1926年)
- ジェルメーヌ・デュラック《貝殻と僧侶》(1927年)
- オスカー・フィッシンガー《習作7(ハンガリアンダンス五番)》(1931年)
- オスカー・フィッシンガー《習作8(魔術師の弟子[デュカス])》(1931年)
B プログラム:美術と映像:戦後日本における胎動
- 勅使河原宏《北齋》(1953年)
- 勅使河原宏《動く彫刻 ジャン・ティンゲリー》(1963年撮影/1981年再編集)
- 羽仁進《絵を描く子どもたち ―兒童画を理解するために―》(1956年)
- 松本俊夫《銀輪》[デジタル復元/三色分解アナログ合成版] (1956年)
- 松本俊夫《白い長い線の記録》(1960年)