3月15日に三条市立下田中学校2年生63名が来館されました。
新潟県から修学旅行で関西を訪れているみなさんはツアーコンダクター引率のもと開館と同時に入館されました。生徒は当館への来館ははじめてということでしたので、当館の成り立ちや建物の特徴について詳しくお話ししました。
今回は、地下3階の「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」と地下2階の「コレクション2 特集展示:メル・ボックナー」(以降、コレクション展)を鑑賞し、地下2階では『アクティヴィティ・ブック』(※)のアクティヴィティ「21 SNS」に取り組みました。
コレクション展のメル・ボックナー《セオリー・オブ・スカルプチャー(等しく不均衡)》(1972年)前で、ある生徒は「人間に例えたらどうなるのか、体が三分の一で心が三分の二とか?そんなことを考えていました」と話してくれました。チョークで描かれた数字等と石、その関係を自分なりの思考をもって向き合う姿が印象的でした。
活動後の講堂での振り返りでは、同級生の前での発言に少し戸惑いながらも「ピカソといっても色々な作品があることを初めて知った。その変化が面白かった!」という感想を聞くことができました。帰り際、学校の先生から「こんなに貴重な作品を修学旅行のタイミングで見られた生徒たちはとても恵まれていると感じました」とお話しいただきました。こうした作品との出会いを修学旅行の思い出とともに思い出してくれたら嬉しいです。
三条市立下田中学校2年生のみなさん、ご来館ありがとうございました。またのご来館お待ちしています。[K.Y]
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