国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科

2023年2月9日(木)

2月9日に大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科 選択芸術1~3年生10名が来館されました。

前回の来館で「すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合」展(以降、具体展)を鑑賞して以来の来館となるみなさんです。何度も来館してくださっているみなさんに向けて、オリエンテーションでは、今回鑑賞する「コレクション2 特集展示:メル・ボックナー」が開催される場所は具体展と同じ地下2階の展示室であることを話しつつ、展示する作品が変わることによって会場の様子がどのように変わるのかも見てみると面白いかもしれないと伝えました。また、メル・ボックナーの作品スライドでは、彫刻とは何かということを少しみなさんと考えてみました。ある生徒が、この問いに「ダビデ像」と答えてくれたことをきっかけに、粘土などで形を作る、木を彫るなど、人が手を加えていれば彫刻といえるのか、といった話しをしながら、メル・ボックナーの作品についても考えてみてほしいと投げかけ、展示室へ向かいました。

展示室では、学校の課題である展覧会のレポートに取り組みました。メル・ボックナー《セオリー・オブ・スカルプチャー(カウンティング)》(1969-72年)の前で「どうなってるんだろう?と数字と石の関係を考えて、頭が痛くなった」と話してくれた生徒は、石の並びと床に書かれた数字、線との関係を読み解こうと長い時間、真剣な表情で作品と向き合っていました。

大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科 選択芸術1~3年生のみなさん、ご来館ありがとうございました。またのご来館お待ちしています。[K.Y]

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