国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪府立芦間高等学校

2022年12月14日(水)

12月14日に大阪府立芦間高等学校3年生10名が来館されました。

最初に講堂でオリエンテーションを受けました。全員当館へは初めての来館ということでしたが、作品制作をされる生徒さんたちなので、美術には興味津々。当館の後に大阪中之島美術館でも「すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合」展の鑑賞を予定されていたので、当展覧会における両館それぞれのコンセプト、両館から至近距離に位置していた具体美術協会の拠点だった「グタイピナコテカ」や美術館のお仕事についてご紹介したところ、熱心に耳をかたむけていました。

その後、展示室で『アクティヴィティ・ブック』(※)に取り組みながら、鑑賞しました。裂かれた布の中から蛍光灯の光が見える、吉原通雄《作品》(1968年)を見て、「なんで蛍光灯が入っているんだろう?それが新しいということかな」と戸惑っている生徒さんもいました。他にも元永定正《Nobi Nobi》(1971年)を見て、「かわいい」と感じたものの、「なんでかわいいと思ったんだろう?」とふと振り返り、「丸くて人の形に見えるからかな」と自問自答している様子も見られました。

今までになかった新しいことを生み出そうとした具体美術協会の作品鑑賞はいかがでしたか?作家たちの発想やエネルギーがヒントになるかもしれません。美術館での鑑賞を、学校での制作にも役立てていただけたら嬉しいです。

大阪府立芦間高等学校のみなさん、ご来館ありがとうございました。次回もお待ちしています。[S.S]

※アクティヴィティ・ブックに関する詳細はこちらから

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