国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪市立瓜破東小学校

2022年12月2日(金)

12月2日に大阪市立瓜破東小学校5年生35名が来館されました。

最初に講堂で美術館や展覧会の紹介についてオリエンテーションを受けました。「すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合」展出品作品の白髪一雄《天雄星 豹子頭》(1959年)の画像を映すと、「なにこれ?」「これは絵?」等、驚いた声が次々と挙がりました。

その後、展示室に向かい、『アクティヴィティ・ブック』(※)を使って鑑賞しました。
9つの言葉にぴったり来るような作品を見つける「ビンゴゲーム」に取り組んだ子は、「こわい」と思う作品に田中敦子《地獄門》(1965-69年)を選びました。「丸がいっぱいあって、他にはない、独特な感じがしたから」だそうです。他の作品と比較しながら、気になった作品の特徴をよく捉えていました。
他にも、上前智祐《作品》(1954年)を見て、「シロツメクサみたい」とスタッフに教えてくれた子もいました。通常なら、赤やオレンジ、黄色の色に目が行くところ、色からは自由になり、点の重なりにより生まれている形状からシロツメクサのようだと思ってくれました。

鑑賞が終わって講堂に戻ってくる頃には、全員が作品をじっくり見る目になっていて、講堂の横に恒久設置されている高松次郎《影》(1977年)にも注目するようになっていました。引率の先生も、子どもたちの展示室に行く前と後の変化に驚いている様子でした。

大阪市立瓜破東小学校のみなさん、ご来館ありがとうございました。次回もお待ちしています。[S.S]

※アクティヴィティ・ブックに関する詳細はこちらから

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