11月25日に高槻市立北日吉台小学校5年生87名が来館されました。

最初に講堂で、美術館や展覧会の紹介、そして本日の活動内容についてオリエンテーションを受けました。「すべて未知の世界へ ― ＧＵＴＡＩ 分化と統合」展の作品画像を映すと、「わぁ！」という声が漏れ、白髪一雄《天雄星　豹子頭》（1959年）を見た時には、「色がぐちゃぐちゃだ！」「蛇みたいだな」等、気づいたこと、感じたことを次々と教えてくれました。

展示室では、『アクティヴィティ・ブック』（※）を使って鑑賞しました。今回は、事前に自分自身で選んだ2つ以上のアクティヴィティを、それぞれのペースで取り組みました。作家さんのアイディアを見つけ出せるだけ見つける「グッドアイディア！！」のページを使った子は、吉原通雄《作品》（1968年）を見て、「蛍光灯を絵の中に入れようと思ったところがすごい！」と驚いていました。誰のまねもせず、今までになかったことをやろうとした具体の作家さんの作品にはいろんなアイディアが詰まっていることに気づいたのではないでしょうか。

学校の授業で、昨年と今年、アートカードを使った鑑賞をされている成果でしょうか、どの作品に対してもとても興味を持ち、目の前にある作品について気づいたことや感じたことなどをしっかりと言葉にできている様子でした。

高槻市立北日吉台小学校のみなさん、ご来館ありがとうございました。次回もお待ちしています。[S.S]

※アクティヴィティ・ブックに関する詳細はこちらから