国立国際美術館

HOME学び・体験活動レポート・日記大阪府立住之江支援学校高等部

学校団体鑑賞

大阪府立住之江支援学校高等部

2022年11月8日(火)

11月8日に大阪府立住之江支援学校高等部1年生9名が来館されました。

オリエンテーションでは、国立国際美術館が以前あった場所や、現在の建物の特徴について、そしてこれから鑑賞する「すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合」展の紹介を受けました。白髪一雄《天雄星 豹子頭》(1959年)の画像をスライドで見た際には、「ぐちゃぐちゃしているけどすごい!」という声が聞こえてきました。

その後展示室に向かい、時折先生やスタッフのサポートを受けながら、個々のペースでゆったりと鑑賞しました。『アクティヴィティ・ブック』(※)を活用し、たくさんの色が並んでいる「色カード」の色と似ている色の作品はあるかを探し、作品名やその色から受けた印象を書いていきました。一回りした後、生徒さん同士で集まり、どの色を見つけたかお話しする様子も見られました。

他にも、飾る場所を決めてから、そこにどの作品をどのように飾りたいかを考える「ドリームプラン」のアクティヴィティでは、「顔みたいに見えて、教室にあったら楽しそう」と、松谷武判《WORK 65-E》(1965年)が教室にあったらどんな感じかな、と想像する生徒さんもいました。

鑑賞後のふりかえりでは、色に着目した意見や、「かっこいい!」と思った作品についてお話ししてくれました。作家それぞれの個性豊かな表現を感じ取っていただけたようで、嬉しいです。

大阪府立住之江支援学校高等部1年生のみなさん、ご来館ありがとうございました。次回もお待ちしています。[S.S]

※アクティヴィティ・ブックに関する詳細はこちらから

PAGETOP