3月8日に「先生のための鑑賞プログラム2023『古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン』展 ~ティーチャーズ・デイ~」(※1)を開催し、85名の先生が参加しました。
本プログラムでは、幼保・小・中・高等・特別支援学校の先生(要事前申込制)が「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」展(2月6日~5月6日開催)と「コレクション2 身体———身体」展(2月6日~5月6日開催※2)を鑑賞し、当館への来館を検討するとともに、美術館の活用方法などを個別に相談することができます。
講堂で実施した相談会へは7名が参加し、それぞれの先生方から美術館活用等についての質問を受けました。
具体的に美術館でどのような活動ができるのかといった質問が多い中、高校で世界史を担当する先生からは「子どもたちが美術を暗記科目として覚えるだけになってしまっているので、専門家から作品の楽しみ方を伝えてほしい」と相談を受けました。美術館スタッフからはぜひ美術館で実際の作品と接して様々なことを感じてほしいこと、また当館の国内に限らず海外作家の作品等にふれる中で自分の周辺のことだけでなく、グローバルに興味を持ってほしいことなどを伝え、来館に向けての可能性を探りました。
また、特別支援学校の先生からのトイレや館内の移動といった具体的な質問をきっかけに、他の特別支援学校の来館事例にもふれながら、美術館での活動についてアドバイスし、来館実現に向けて話し合いました。
こうした相談を受ける中で教育現場の現状を知り、どのような活動が可能なのかあらためて考える好機となりました。
ご来館いただいたみなさん、ありがとうございました。本プログラム開催時以外にも、来館を検討するにあたって、質問や相談がある場合にはぜひ教育普及室にお問い合わせください。児童・生徒さんを連れてのみなさんのご来館をお待ちしています。[K.Y]
※1 先生のためのプログラムに関する詳細はこちらから
※2 「コレクション2 身体———身体」展は、建物工事の影響により会期途中で終了しました。
スクールプログラムお問い合わせ先
国立国際美術館 教育普及室
電話:06-6447-4680(代)平日10時〜17時


