現代日本を代表する画家、中西夏之(1935-2016)の、没後10年にして初の回顧展です。1950年代の後半より始まる制作の軌跡をたどり、彼独自の絵画観を浮かび上がらせることが主な目的となります。中西の手がける絵画は、何かある対象を描いたものでは必ずしもなく、その意味で、具象にも抽象にも分類できません。「絵」はいかにして画面上に現れるのか。そもそも、絵画の存在する「場所」はどこなのか。たえず根本に立ち返る彼の絵画実践は、いま、とりわけここ日本で絵画を制作することについて考えなおすための、格好のヒントを与えてくれるはずです。
- 会期
- 2026年3月14日(土) - 2026年6月14日(日)
- 開催時間
- 10:00 – 17:00、金曜は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで - 休館日
- 月曜日(ただし、5月4日は開館)、5月7日
- 主催
国立国際美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
- 協賛
公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団
- 協力
SCAI THE BATHHOUSE
- 助成
公益財団法人ポーラ美術振興財団
- 観覧料
一般 大学生 1,500円(1,300円) 900円(800円) ※( )内は20名以上の団体料金および夜間割引料金(対象時間:金曜17:00-20:00)
※高校生以下・18歳未満無料(要証明)
※心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
※本料金で、同時開催の「コレクション3」もご覧いただけます