会期:
2013年11月2日(土)~2014年1月19日(日)
「あなたの肖像―工藤哲巳回顧展」の開催にあわせ、工藤が活躍した同時代の国内外の作家を紹介すると同時に、工藤に以前から関心を示してきたアメリカ西海岸の作家の作品を展示します。
1章の3部屋では、工藤初期のアンフォルメル風絵画と対比できる具体美術協会の白髪一雄と元永定正の絵画、読売アンデパンダン展などで工藤とともに活躍した、篠原有司男、菊畑茂久馬、高松次郎、中西夏之、荒川修作、田中信太郎、三木富雄、岡崎和郎ら、いわゆる「反芸術」の動向をご覧いただきます。さらに工藤と同時期に挑発的なハプニングと男根状の詰め物によるソフト・スカルプチャーによって、1950年代後半よりアメリカで注目されていた草間彌生を紹介します。
2章では、工藤がパリに渡った1962年以降に交流のあったフランスの作家たち(アルマン、ジャン=ピエール・レイノー、ニキ・ド・サンファール、ジェラール・ティトゥス=カルメル)、同時代に花開いたアメリカのポップ・アート(アンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、ロイ・リキテンスタイン)を紹介します。
3章では、工藤の作品やハプニングに早くから興味を示してきたアメリカ西海岸を拠点として活躍する二作家をご紹介します。ポール・マッカーシーとマイク・ケリー(2012年に急逝)は、いずれもエキセントリックなパフォーマンスや映像、インスタレーションで知られる作家です。彼らが工藤のどのような点に関心を示してきたのか、興味は尽きません。
●田中信太郎《音楽》(1963/1996年)の作動時間を下記のとおりお知らせします。
①10:30~12:30
②13:30~16:00
③17:00~18:30(ただし金曜日の夜間開館時のみ)
※これらの時間帯以外は、作品が動きませんがご鑑賞いただけます。また、作品の状態によって作動時間を変更することがございますのであらかじめご了承ください。
田中信太郎 《音楽》 1963/1996年
国立国際美術館蔵 撮影:福永一夫
マイク・ケリー ≪シティ3-4 (「カンドール」シリーズより)≫
2007-09年 国立国際美術館蔵 撮影:福永一夫
©Mike Kelley, courtesy Wako Works of Art
開館時間
午前10時~午後5時、金曜日は午後7時まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日
毎週月曜日、年末年始(12月28日(土)~1月4日(土))
ただし、11月4日(月)、12月23日(月・祝)、2014年1月13日(月・祝)は開館、
11月5日(火)、12月24日(火)、2014年1月14日(火)は休館
観覧料
個人:一般420円/大学生130円
団体:一般210円/大学生 70円