木村忠太展 南仏プロヴァンスの光

会期:1994年7月14日~8月28日

木村忠太(1917−1987)は香川県高松市に生まれ、若くして画家を志して上京し、その重厚で堅実な画風により早くから注目を集めた。しかし、やがて日本的な油絵の限界を深刻に意識するようになり、1953年に渡仏、パリに居を定めた。以後三十年以上にわたって、ただ一度をのぞいては帰国することもなく、ひたすら制作に打ち込み、独自の境地を切り開いた。すでに過去のものとされていた印象主義の光の要素をあらためて根底から追求し、自然と画家との内面的かつ親密な交感の場として光をとらえ直したところにその本質がある。 本展は、木村忠太が自らの制作原理を見出した1960年代から最晩年までの油彩87点、パステル・素描46点によって構成された。

  • 入場者:総数10,933人(1日平均273人)
  • 主催:国立国際美術館/読売新聞大阪本社/読売テレビ
  • 協賛:安田火災/清水建設
  • 協力:日本航空/ヤマト運輸
  • 講演会:「魂の印象派−木村忠太」日時:07/23(土)講師−本江邦夫(東京国立近代美術館美術課長)
  • カタログ:「木村忠太展」
    28.0×22.5cm/200ページ/カラー133点、白黒133点
    木村忠太によせて(ジェルマン・ヴィアット、訳:中林和雄)/木村忠太(アラン・グルニエ、訳:中林和雄)/序論(本江邦夫)/木村忠太のデッサン(南條彰宏)/図版/カタログ(編:本江邦夫)/木村忠太年譜(木村幸子、南條彰宏)/主要文献目録(編:水谷長志)/出品作品一覧
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