クレイワーク

会期:1994年12月8日~1995年 1月31日

現代の陶芸界において大きな潮流となってきた、いわゆるオブジェを制作する作家に焦点を当て、近年の動向を紹介した。
その作風を概括すれば、フォルムを主体に追求しつつ、シェジェ意識の否定という方向で即物的傾向を顕著にしめす作品群、また別のグループは生命形態的なオブジェを制作することによって日常的意識の否定という方向で即物性を思考する作品群、さらには陶芸の持つ土と火の作用という根源的な要素を自明なものとせず、これの意味を問うことによって新たな陶芸の方向を模索する作品群などに大別することができた。出品作家は秋山陽、井上雅之、清水柾博、重松あゆみ、神内康年、杉山道夫、田嶋悦子、堤展子、中嶋晴美、西村知子、深見陶治、堀香子、松本ヒデオ、明賀政子、寄神智恵子、渡辺睦子。出品総数87点。
なお本展開催中に阪神・淡路大震災が発生し、展示中の作品の一部に転落、落下物による破損を生じた。ただちに出品作家の協力によって補修可能な作品の修復を行うとともに、破損の甚だしい作品については展示を中止する処置をとった。

  • 入場者:総数3,371人(1日平均91人)
  • 主催:国立国際美術館
  • カタログ:「クレイワーク」
    20.0×12.5cm/42ページ/カラー16点/白黒16点
    クレイワークの意味するもの(福永重樹)/略歴/出品リスト
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