拡張する美術 アメリカン・アート 1960-1990

会期:1991年8月29日~9月29日

現代の美術は過去30年の間に、既存の絵画や彫刻の枠組みを破る様々な展開と発展を経験してきた。こうした新しい芸術は、記号や情報が氾濫し、世界的規模で資本や商品が流通し、また、盛んな人の交流が行われる今日の文化および社会状況を反映していると見ることができよう。その結果、現代美術は、その表現形式も、取り扱う主題も、極めて多様になってきている。本展は、アメリカ美術が示した1960年から今日までの30年間にわたる動向を、30人のアーティストによる約90点の作品によって紹介するもので、アメリカの現代社会の状況や、歴史に対する新たな解釈、さらに、私たちが直面している様々な問題を提起するものであった。また、本展では、アメリカのリン・ガンパート女史がゲスト・キュレーターとして全体の構成を担当した。なお、会場は3階を使用した。また、当館に先だち、世田谷美術館で7月6日から8月18日まで開催し、当館開催後は、福岡市美術館で11月15日から12月15日まで開催した。

  • 入場者:総数7,745人(1日平均277人)
  • 主催:国立国際美術館『拡張する美術』実行委員会
  • 後援:外務省/文化庁/国際交流基金/アメリカ大使館/NHKエデュケーショナル
  • 協賛:日本アムウェイ株式会社
  • カタログ:「拡張する美術 アメリカン・アート1960−1990」
    30×21cm/211ページ/カラー70点、白黒12点
    作品から額縁へ、そしてまた作品へ:過去30年間のアメリカ美術を考察する(リン・ガンパート)/モダニズム、ポストモダニズム、そしてその先にあるモノは(ブライアン・ウォリス)/主要参考文献
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