国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪YMCAインターナショナルスクール

2023年4月7日(金)

4月7日に大阪YMCAインターナショナルスクールの小学校5・6年生42名が来館されました。

展示室に行く前にオリエンテーションとして、この美術館のなりたちや作品の楽しみ方などをスタッフからお話ししました。児童のみなさんは熱心にお話に耳を傾け、スタッフからの問いかけにも元気に答えていました。
1977年の開館当時にはどのような作品が展示されていたのか、またその作品は今日観れるのか質問する子もいました。
なかには日本語を母語としない子もいましたが、横に先生が付いて英語で補助してくださり、内容を理解しているようでした。

お話が終わり、美術館でのマナーを確認したら、展示室に出発します。
展示室に入る前のにぎやかな話し声も、展示室に入ったら周りに配慮して、作品鑑賞に適した声のボリュームに変わりました。先生方も静かに見学している子どもたちの様子に安心されていました。

普段の日本語の授業では、「自分のことをどのように考え、表現するか」ということをテーマにしているそうで、今回は「絵のなかで何が起こっているのか」「なぜそう思うのか」ということを一人ひとりが意識して、じっくりと作品に向き合っていました。アンリ・マティス《雑誌『ヴェルヴ』第4巻13号の表紙図案》(1943年)を見て、「右の人は銃で撃たれたのかな?」「雑誌の表紙なんだね」と先生や友達とお話ししている子もいました。また別の作品の前では、絵のなかの人物のポーズのまねをしている様子も見られました。

大阪YMCAインターナショナルスクールのみなさん、ご来館ありがとうございました。
またのご来館お待ちしています。[F.A]

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