国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科

2023年3月15日(水)

3月15日に大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科2年生3名が来館されました。

通常は座学のみの授業を受けられているみなさんですが、ぜひ美術館見学をさせたいとの学校からのご希望により来館されました。今回、来館された国際学科のみなさんは、海外へ積極的に渡航している中で将来どのような仕事に就こうかと考えているとのことでしたので、展覧会の紹介とあわせて、「美術館とはどういう場所か」、「どういうお仕事をしているのか」について触れながら、地下1階ロビーでオリエンテーションを行いました。

冒頭で「美術館とはどういう場所だと思いますか?」と質問をすると「作品を展示する場所」、「作品を見る場所」という答えがすぐに返ってきました。では、作品を展示するためにはどのようなことが必要なのか、というところから美術館の仕事についてお話しをしました。美術館のコレクション形成や展覧会の実施において重要な調査・研究、それらの作品を守り後世に受け継ぐための保存・修復、その上で成り立っている展示・教育普及活動と多岐にわたるお仕事に加えて、美術館は学芸員だけではなく受付や看視スタッフ、警備員や清掃スタッフ等多くの人で成り立っていることを伝えました。とても熱心に話を聞きながら、積極的に質問もしてくれました。美術館の仕事を今後の進路の一つとして参考にしてもらえれば嬉しいです。

オリエンテーション後は、地下2階にて「コレクション2 特集展示:メル・ボックナー」を鑑賞し、学校からは時間が余れば、地下1階ロビーに展示しているヘンリー・ムア《ナイフ・エッジ》(1961/76年)をスケッチする課題が出されていましたが、それに取り組む時間がなくなるぐらい、メル・ボックナー作品をじっくり楽しまれていました。

大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科2年生のみなさん、ご来館ありがとうございました。またのご来館お待ちしています。[K.Y]

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