国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科

2022年11月10日(木)

11月10日に大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科 選択芸術1~3年生18名とphotoクラス1~3年生14名が来館されました。

今回はいつも来館くださっている選択芸術のみなさんと初めての来館となるphotoクラスのみなさんが一緒にオリエンテーションに参加されるということで、オリエンテーションではクイズ形式で当館について紹介しました。当館は中之島へ移転する前、どこにあったかと尋ねると常連の選択芸術のみなさんからはすぐに「万博公園!」と答えが返ってきました。また、前回鑑賞した「コレクション1 遠い場所/近い場所」展でどんな作品を覚えているかという質問には「女の人がアイスを食べている映像作品!」(山城知佳子《オキナワ TOURIST-I like Okinawa Sweet》1976年)とこれもすぐに返答があり、今回鑑賞する「すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合」展についても鑑賞を楽しみにされているようでした。

展示室では、選択芸術のみなさんは展覧会の感想を200文字にまとめる、具体美術協会(以降、具体)のメンバーだったらどんな表現をするか考えるという2種類の課題に取り組みました。一方のphotoクラスのみなさんは学校に帰ってから展覧会についてディスカッションを行うとのことで、撮影可能なエリアで5点写真を撮影するという課題に取り組みました。
村上三郎《あらゆる風景》(1956/92年頃)を複数人の生徒で様々な角度から楽しむ姿や、同作家の《作品》(1956/81年)の前でじっと立ち止まり、耳を澄ましながら「こんな作品は思いつかない。イマジネーションがすごい!」と感想を聞かせてくれました。
展覧会の感想を書くというのはなかなかハードルが高いようにも思われますが、具体のメンバーだったらどんな表現をするかという先生からの問いかけもあり、それぞれ考えを巡らせていました。

大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科 選択芸術のみなさん、photoクラスのみなさん、ご来館ありがとうございました。次回もお待ちしています。[K.Y]

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