国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪YMCA国際専門学校 高等課程 表現・コミュニケーション学科

2022年7月14日(木)

7月14日に大阪YMCA国際専門学校 高等課程 表現・コミュニケーション学科1年生16名のみなさんが来館されました。1年生は2グループに分かれて来館くださり、今回は6月28日のグループに引き続き、残りのグループのみなさんです。

当館から徒歩5分くらいの大阪YMCA国際専門学校さんは、展覧会ごとに当館にお越しくださっています。必修の1年生だけでも年に3〜4回は当館に訪れることになり、2〜3年も美術を選択すると、1年に3〜4回、3年で10回以上の鑑賞経験を得ることになり、作品を見る力が着実に育まれていきます。

今回の1年生は、これから何度も来てくださるみなさんだからこそ、最初に詰め込みすぎることなく、それぞれのペースでゆっくりと美術館、作品に出会えるようにしました。オリエンテーションの最後には、それぞれが気づいたこと、気になったことを大事にしてほしいというメッセージを届けました。

展示室に入ると、まずはみなさん、思い思いの順番で全体をぐるりと一周。美術館に初めて入るという生徒さんも、少しずつ展示室の雰囲気に慣れていきます。作品を前に困惑する生徒さんも、スタッフと一緒に竹川宣彰《迷信の地球儀》(2012年)を鑑賞しながら、見えているものを手がかりに、少しずつ作品に引き込まれていきました。他にも、マーク・マンダース《乾いた土の頭部》(2015-16年)がどんな材料でできているんだろう?と考えを巡らせる子も。スタッフから、まずは作品を見たあとに作家名、作品名、制作年、素材・技法等が記載されているキャプションがヒントになることもあるよと伝えられ、作品の周りをぐるぐる回って探す姿もありました。

みなさんそれぞれ気になる作品の前で立ち止まって、『アクティヴィティ・ブック』(※)の「美術館での発見/体験」ページに取り組みました。美術館で発見したこと、感じたこと、思いつくものなどを熱心に記入する姿がとても印象的でした。

大阪YMCA国際専門学校 高等課程 表現・コミュニケーション学科1年生のみなさん、ご来館ありがとうございました。次回もどうぞお楽しみに。[S.S]

※アクティヴィティ・ブックに関する詳細はこちらから

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