国立国際美術館

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学校団体鑑賞

大阪市立豊崎東小学校

2022年7月8日(金)

7月8日に大阪市立豊崎東小学校4年生20名が2グループに分かれて来館されました。

まず、地下1階のエントランスホールで簡単なオリエンテーションを受けました。はじめは少し緊張気味でしたが、ある子からの「美術館の建物は何をイメージしているんですか。」という質問をきっかけに緊張はほぐれ、「うさぎに見える!」、「羽かもしれない!」、他にも蝉やトビウオという意見が次々に飛び出しました。見て思ったことを素直に言葉にする楽しさに気づいた皆さんは、展示室に並んでいる作品の中から自分の思う「いちばん〇〇な作品」を見つける『アクティヴィティ・ブック』(※)の「いちばん!」や学校作成のワークシートに熱心に取り組んでいました。
イリヤ・カバコフ《自分をよくする方法/翼》(1998-99年)の前に並んで「いちばん!」に取り組んでいた2人は、本作についてそれぞれに「いちばん“おもしろい”作品」、「いちばん“きれい”な作品」と思ったことを書きながら、同じ作品を見ながらもお互いの感じ方が違うということに気づき、話を続けていました。
また、松本陽子《荒野での試み》(2011年)の前では、『アクティヴィティ・ブック』のページいっぱいに「ふしぎな作品だったけど作家がなにをイメージしたのかふしぎでふしぎな作品で緑のいろが一番目立つ色で他の色とかもこの作品にあった色でぼくは、この作品を一番の作品です。」と作品に引き込まれるように鑑賞した姿が表れている文を残してくれていました。
どの子もオリエンテーション時から全身からみなぎる好奇心と鋭い観察眼で作品と向き合っていました。

大阪市立豊崎東小学校4年生のみなさん、ご来館ありがとうございました。
また、作品たちに会いにきてくださいね。お待ちしています。[K.Y]

※アクティヴィティ・ブックに関する詳細はこちらから

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