6月19日と20日に「オンラインこどもびじゅつあー」、「オンラインびじゅつあー」、「オンラインだれでもびじゅつあー」を開催しました。 今回は「コレクション1 遠い場所/近い場所」(会期:6月25日〜8月7日)の出品作品から、2つの作品を見ました。 まず一つ目は、竹川宣彰《迷信の地球儀》(2012年)。小学1年生から4年生対象の「こどもびじゅつあー」では、「絵の上に何か重なってる?」「6つに分かれていて、奥の絵が1枚1枚絵本の絵みたい」と作品の構造に気づいたり、小学5年生から中学3年生対象の「びじゅつあー」では、「太陽と月が一緒に出てるって面白いな」と、対話を通して、細かくしっかり観察しながら、1枚ずつ描かれた内容を読み解こうとしていました。 二つ目の作品は、松本陽子《ベイルシェバの荒野》(1987年)です。大人も小学生も一緒に参加した「だれでもびじゅつあー」では、「最初は雲というか嵐みたいな、台風とか曇っている空のイメージだったけど、どちらかというと空ではなく地面から湧き上がって来るように感じるようになった」と、色々な人の考えを聞いているうちにいつの間にか隅々まで眺めることになり、初めに見た時と印象が変わっていく人も。他にも「後ろから光を当てられているように見えてきた。」と、お話が尽きることなく続きました。 ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!場所を越えたオンラインだからこそ集える方々と一緒に楽しめる鑑賞プログラム、いかがでしたでしょうか?ぜひ、実際の作品に会いに国立国際美術館にお越しください。[S.S] --- 2022年6月19日(日) 11:00~12:00 オンラインこどもびじゅつあー 対象:小学1年〜4年生 14:00~15:00 オンラインびじゅつあー 対象:小学5年生〜中学3年生 16:00~17:00 オンラインだれでもびじゅつあー 対象:どなたでも 2022年6月20日(月) 16:00~17:00 オンラインこどもびじゅつあー 対象:小学1年〜4年生 いずれも定員8名 ---