国立国際美術館

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2026年 展覧会スケジュールのお知らせ

2025年12月24日|お知らせ

中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置
3月14日(土)– 6月14日(日)

現代日本を代表する画家中西夏之(1935-2016)の、没後10年にして初の回顧展です。1950年代の後半より始まる制作の軌跡をたどり、彼独自の絵画観を浮かび上がらせることが主な目的となります。中西の手がける絵画は、何かある対象を描いたものでは必ずしもなく、その意味で、具象にも抽象にも分類できません。「絵」はいかにして画面上に現れるのか。そもそも、絵画の存在する「場所」はどこなのか。たえず根本に立ち返る彼の絵画実践は、いま、とりわけここ日本で絵画を制作することについて考えなおすための、格好のヒントを与えてくれるはずです。

笹本晃 ラボラトリー
7月19日(日)– 11月3日(火)

ニューヨークを拠点に活動する笹本晃(1980-)は、2000年代半ばより、パフォーマンス、インスタレーション、映像など多様なメディアを横断しながら作品発表を行なってきました。自ら設計した彫刻/装置/造形物を配した空間に身体を介在させる即興的パフォーマンスで広く知られ、世界的に活躍しています。本展では、初期のパフォーマンス/インスタレーションの代表作から造形物自体のキネティックな要素が強まる最新作まで、ユーモアと実験精神に満ち溢れた笹本の仕事を紹介します。

コトバの重なる場所
12月1日(火)– 2027年3月14日(日)

翻訳アプリの向上により、複数の言語を自在に扱うことができるようになった現代。それでもなお、言語/言葉が、文化や思想、アイデンティティを形成する土台として、個人にとってかけがえのないものであることに変わりはありません。そうした異質な「コトバ」の出会う場所においては、しばしば対立や衝突、支配や抑圧も繰り返されてきました。言語や文化、イデオロギーの交わる場所に留まり、歴史や記憶の層に目を向け思考してきた作家たちの作品を当館のコレクションを中心に紹介します。
出品作家:ツァオ・フェイ、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ、ユキ・キハラ、上原沙也加ほか

コレクション展

3月14日(土)– 6月14日(日) コレクション3
7月19日(日)– 11月3日(火) コレクション1
12月1日(火)– 2027年3月22日(月) コレクション2

  • 都合により、展覧会の会期、タイトルおよび内容が変更になる場合があります。
  • 最新の情報は当館ホームページでご確認ください。
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