会期:
2007年7月10日~9月17日
本展は、モスクワ・クレムリン博物館が所蔵する、 ロシア帝国ゆかりの至宝10万点のなかから工芸品、宝飾品、イコン、テキスタイル、絵画など選りすぐった230点を一堂に展示し、 モスクワ・クレムリンとロシア工芸の歴史の全貌を初めて日本で紹介するものです。
展示作品には、近年モスクワで発掘された中世ロシアの装飾品をはじめ、ロシア皇帝ゆかりの工芸品、宝飾品、 イコンや宗教儀式で使用された品々、ヨーロッパ諸国の王室から贈られた銀製品が並びます。金、銀、エメラルド、サファイア、 ルビー、真珠、ダイヤモンド、まばゆいばかりに光り輝く宝石を多用したロシア皇帝の至宝の数々とその背景にあるロシアの歴史を、 12世紀中世ロシアから始まり15世紀にモンゴルを打ち破ったイワン3世(大帝)、16世紀のイワン4世(雷帝)、17世紀ロマノフ朝の創始者ミハイル・ロマノフ、 18世紀に西洋化を進めたピョートル1世(大帝)、エカテリーナ2世、そして最後の皇帝ニコライ2世まで、壮大なスケールでご覧いただきます。
モスクワ・クレムリン博物館を代表する作品のひとつ、ロシア皇帝御用達であった伝説の宝石細工師・ファベルジェが制作した、 精緻な細工と仕掛けで有名な「インペリアル・イースター・エッグ」も初公開されます。
モスクワ・クレムリンエッグ 1904-06年 ファベルジェ社
© Moscow Kremlin Museums
イコン「憐れみの聖母」 14世紀後半 モスクワ
© Moscow Kremlin Museums
兜 16世紀 イラン(推定)
© Moscow Kremlin Museums
吊り下げ香炉 1616年 クレムリン工房
© Moscow Kremlin Museums
パナギア「聖母の眠り」 カメオ:12 世紀、ビザンティン
枠:1671年、クレムリン工房 頭部分:19 世紀、ロシア(推定)
© Moscow Kremlin Museums
開館時間
午前10時-午後5時、金曜日は午後7時まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日
毎週月曜日、ただし7月16日(月・祝)、9月17日(月・祝)は開館、7月17日(火)は休館
観覧料
当日:一般 1300円/大学生 900円/高校生 700円/小中学生 500円
前売:一般 1100円/大学生 700円/高校生 500円/小中学生 300円
団体:一般 1100円/大学生 700円/高校生 500円/小中学生 300円