近作展19 青木野枝

会期:1995年8月14日~10月15日

中堅作家の近作を個展形式で紹介する「近作展」シリーズの第19回展。今回の作家は一貫して鉄を素材にした立体作品を制作する青木野枝。彼女の制作は肉厚の鉄板を溶断して線状のパーツを切り取ることと、それを溶接して立体を形作ることで成り立っている。作品には素材である鉄の属性に対する思い入れと、作品の形そのもの、さらにはそれが置かれた空間に対する作家の鋭い意識が込められている。
今回の展覧会では、展示場の空間にあわせて構想したインスタレーション作品1点を制作、発表した。楕円形の底部の長径3m、高さ3mの単体16点を、 4×4列に展示場いっぱいに配置したものである。工業製品である鉄は作家の手を経て生まれ変わり、作品は力強さとともに繊細さと荘厳さを感じさせるものとなった。

  • 入場者:総数323人(1日平均40人)*延日数、入場者数は他の企画展等と重複しない数を計上
  • 主催:国立国際美術館
  • 講演会:「作者と語る」日時:09/09(土)
  • パンフレット:「近作展19 青木野枝」
    A4判/4ページ/カラー1点、白黒2点
    青木野枝/鉄の博物誌(小林昌夫)/出品リスト/略歴
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