デュビュッフェ−初期の作品展

会期:1993年6月12日~8月1日

ジャン・デュビュッフェは、フォートリエ、ヴォルスとともに、「アンフォルメル」という美術運動の先駆者とされている。とりわけ、デュビュッフェは、三人のなかで最も長らえた作家であり、残した作品の数も膨大である。ガラス、タール、小石など、従来の作品ではあまり使われない素材を駆使した初期の作品から、絵画と彫刻の境界をあいまいにした晩年の巨大な作品に至るまで、彼の作品は、数においてだけではなく、質においても、驚くほどの広がりを見せている。さらに、彼は、子供や精神障害者の作品を「アール・ブリュット」(生の芸術)という名のもとに集めて、その価値を論じるなど、評論活動にも優れたオ能を示している。本展は、ある意味で、最もデュビュッフェらしいといわれる1940−50年代の作品50点に焦点を当てた、日本ではじめての展覧会である。

  • 入場者:総数5,615人(1日平均128人)
  • 主催:国立国際美術館
  • 協賛:(財)花王芸術文化財団
  • カタログ:「デュビュッフェ−初期の作品展」
    28.0×23.1cm/127ページ/カラー50点、白黒1点
    デュビュッフェの初期作品について(尾野正晴)/1940~50年代の主要なシリーズ/年譜(中西博之)/日本語文献
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