アクティヴィティ・パレット
ネストをつくろう!
提案者:宮元三恵
ネストは動物の巣です。動物は身のまわりにあるものを材料に、自分でできる方法で、居心地のいいネストをつくります。動物の気持ちになって、新聞紙とマスキングテープを使って、自分だけの居心地のいいネストづくりにチャレンジしよう!
必要なもの

新聞棒をつくろう!

机の上や床の上など平らなところに新聞紙を置いて、
対角線状に端からできるだけ細く丸めていこう。

最後まで丸めたら、はしっこをマスキングテープでとめよう。
だんだん上手になるから頑張ろう!

出来上がった新聞の棒はバケツなどに入れておくといいよ。
どこにつくるか考えよう!

家の中?家の外?居心地のいい場所ってどこだろう?
自分だけのネスト?それとも誰かと一緒に入るのかな?
新聞棒をつなごう!

出来上がった新聞棒を5本ずつ、マスキングテープで巻きつけよう。
一本だと折れてしまうけど、まとめると強くなるよ。
新聞棒を組み立てよう!

つくる場所に合わせて新聞棒を組み立てよう。
縦に繋げると長くできるよ。十字に繋げると大きくなる。
端っこで繋げてV字をつくったり、いろんなやり方でやってみよう。

床や壁につける時もマスキングテープを使うよ。マスキングテープは跡が残らないから安心。
端を折ってから留めると頑丈になるよ。
ネストを完成しよう!

新聞棒を付け足しながら、中に入れる大きさを目指して、
自分だけのオリジナルのネストをつくりあげよう!

つくっていくうちにかたちが変わっていくのも楽しもう。
自分だけのネストでもいいし、誰かと一緒に過ごすネストもいいね。
中で過ごしてみよう!

完成したら、座ったり、寝そべったりして、ネストの居心地を味わってみよう。
ネストの中からはどんな景色が見えるだろう。






宮元三恵(アーティスト)
福岡県生まれ。1996年、アーキテクチュラル・アソシエーション・スクール(ロンドン)修了。2006年、東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了。知覚や体験をテーマとするワークショップを通じて、空間を子どもたちとつくったり、鑑賞者が実際に作品の内部に入り体験できる空間作品を展開している。東京工科大学大学院デザイン学部教授。
(2021/1/29 時点)
今回のアクティヴィティを提案したおもい
普段から空間づくりを行うワークショップを行っています。ステイホームの呼びかけの元、家にいる時間が増えたり、外の人と会うのはビデオ会議の空間だったりと、コロナ禍で、良くも悪くも空間や居場所に対する私たちの意識が変わってきたように思います。窮屈に感じることの多い毎日ですが、だからこそ、ネストづくりを通じて、自分にとって居心地の良い空間ってなんだろうと思いを巡らせるきっかけにしてもらえたら嬉しいなと思います。
今実践していること
どこにでも自転車に乗っていくようになりました。おかげで毎日ご飯が美味しく食べられています。また、ヨーロッパで暮らしている友人たちと頻繁にビデオ会議を通じて会うようになりました。
今大切にしていること
毎日健康に過ごすこと。