国立国際美術館

Y.W.さん

〈リスニングした場所〉
アルバイトの休憩室

〈リスニングした日時〉
8/30

〈背景などのコメント〉
音が多くあればより面白いと思った。(だいぶうるさいバイト先なので)

ex.2

アルバイトの休憩中 レジ裏にて
周りで音楽が鳴り響いている。アニメの音声やEDM、洋楽、Jpopが複雑に混ざっている。
その中で人の歩く音、話している声、商品を触る音が乱雑に聞こえる。商品が落ちた音も。レジのピッという高い音、ラベラーのカチカチする音。ハサミの音。テープをビッとする音。レジが開く音。レジ袋のガサガサ。少しお金の音もする、この会計は小銭が多いな。

この四面を囲まれた狭い休憩室にいる。この壁を隔てて、様々な音楽が流れている訳だが、その中で人の声を聞く事が出来る。
ある人は「○○するとこれ可愛いよね〜」とかまたある人は「早くして!!!!!」と叱責している。近くの人は聞こえるが遠くの方は聞こえない。だいたいどこの売り場で会話しているのかはわかるが。
人間だから一人一人違いがあるのは至極当然であるが、改めてピントを合わせることで複雑な違いがわかる。
壁を隔てているが確かに、すぐそこにいくつものストーリーが進んでいる。まるでパラレルワールドのような同時進行、例えるなら行先の違う電車がすれ違っているような。

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