N.M.さん
〈リスニングした場所〉
自宅の部屋
〈リスニングした日時〉
22時頃
〈背景などのコメント〉
私が唯一、1人で心地よく過ごせる場所なので選びました。
ex.2
1)10分間⾳を聞く
2)鈴⾍の⾳
セミの⾳
エアコンの⾳
3)セミの⾳
途切れたり、⽌まったり抑揚がある⾳
⾼⾳で、とてもリズムがいい
セミの合唱のようだ
ex.3
選んだ音キーワードは「セミの⾳」、物キーワードは「カーテン」
私は、窓を開けない。
⽬の前は⽥んぼ、裏は畑、夜の明かりに連れられてたくさんの⾍がよってくるから。
窓の内側から、窓の外側の⾍を眺める。
ああ、絶対に⼊れないだろうなと思いながら、必死に光に集まる昆⾍は、まるで欲にかられる⼈間のようだと思った。
⼀匹の蛙が、遊びにきた。
窓に集まった⾍を、⼀匹ずつ器⽤に、⾷べている。今晩のご飯だろうか。
そう考えながら今⽇⾷べた晩御飯を思い浮かべると、私は豚⾁を⾷べた。こんなふうに、世界は回っていて、カーテンを開けると、世界の縮図が広がっているような気がした。
もうすぐ梅⾬が終わり、夏がくる。
セミの声が聞こえてきたら、蛙はいなくなるだろうな。