コレクション 1

会期: 2010年4月17日~6月27日

荒川修作と1960-70年代の美術

「死なないための葬送―荒川修作初期作品展」に合わせて、荒川の渡米後の絵画作品および同時代の国内外の作品を中心に展示します。
荒川修作が作家としての活動を開始した時期は、日本国内、欧米とも既存のジャンルにとらわれない多様な表現が試みられた時代でした。ネオ・ダダ、ポップ・アート、ヌーヴォー・レアリスム、フルクサスなど、様々な傾向やグループとして呼ばれるこれらの動きは、いずれも大衆文化や消費社会に接近しながら、美術の領域を拡張させようとしていきました。美術館や画廊ではなく、街中を発表の場とすることもあった彼らは、美術と日常をクロスオーバーさせようと試みていたのです。
渡米後の荒川は、文字や記号を用いた「ダイアグラム絵画」の制作を開始し、認識や知覚のあり方を探求していきます。このような実験的試みは、1970年代に隆盛するコンセプチュアル・アートにつながっていきました。美術の形態的側面よりも概念的側面を重視するこの傾向は、美術を成立させる制度や常識を問い直そうとしました。
美術と非-美術との境界はどこか、作品は形がなければならないのか、私たちが理解している「美術」とは何なのか。1960―70年代の多様な表現は、美術の根源を問うたものなのです。

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