塩田千春 精神の呼吸

会期: 2008年7月1日~9月15日

塩田千春(1972年大阪生まれ)は、ベルリンを拠点に国際的に活躍する美術作家です。京都精華大学洋画科卒業後、1996年よりドイツに活動の拠点を定め、ブラウンシュバイク芸術大学にてマリーナ・アブラモヴィッチに師事しました。以来、糸を展示室に張り巡らせるインスタレーションや、旧東ベルリンの解体されるビルや廃屋から集めた多数の「窓」を組み合わせたインスタレーション、さらには自らの身体を用いた映像作品など、多様な表現を展開し、これまで数多くの国際展に参加してきました。また、日本国内では、2001年に開催された第1回横浜トリエンナーレに、泥の付着した巨大な5着のドレスからなる作品《皮膚からの記憶》を出品したことで大きな注目を集めました。その後も、2006年の第6回光州ビエンナーレや2007年の神奈川県民ホールギャラリーでの個展など、国内外で発表が続き、2007年度には咲くやこの花賞と芸術選奨文部科学大臣賞新人賞を続けて受賞しました。
塩田の作品には、絡まった毛糸、くだけたガラス窓、履き古された靴、焼けたピアノなどが主として用いられています。それらは、不穏なおぞましさを喚起する一方で、時間の経過とともに堆積された過去の記憶を提示しているようにも感じられます。普段、何気なく目にする日常の事物に、死の恐怖と生の迫力とを同時に付与した塩田の作品は、その両義性ゆえに見る者を魅了してやみません。本展では、国内において初めて発表される、靴を使ったインスタレーション作品の他、ベッドと糸のインスタレーション、泥のついたドレス、鉄枠の中に糸を張り巡らせた作品、映像、写真も加えながら、塩田千春の作品世界を紹介します。

「塩田千春 精神の呼吸」展へ靴をご提供くださった皆様へ

  • 主催:国立国際美術館
  • 協賛:(財)ダイキン工業現代美術振興財団
  • 協力:ハマナカ株式会社、ドイツ文化センター、西川産業株式会社

展示作品

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《DNAからの対話》 2004年 靴、毛糸
日本美術技術センター(クラクフ、ポーランド)での展示風景
©Chiharu Shiota 写真: Sunhi Mang (参考写真)

《眠りの間に》 2004年 ベッド、毛糸
聖マリア・マドレーヌ教会(リール、フランス)での展示景
©Chiharu Shiota 写真: Sunhi Mang (参考写真)

《落ちる砂》 2004年 DVD(4分)
©Chiharu Shiota

《皮膚からの記憶》 2001年 ドレス、泥、シャワー (本展ではシャワーなし)
横浜トリエンナーレ2001での展示風景
©Chiharu Shiota 写真: Tetsuo Ito (参考写真)

《トラウマ/日常》 2007年 糸、鉄枠、服、アクリル絵の具
©Chiharu Shiota

《絵になること》 1994年 エナメル塗料
©Chiharu Shiota 写真: Ben Stone

関連イベント

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開館時間

午前10時−午後5時、金曜日は午後7時まで (入館は閉館の30分前まで)

休館日

毎週月曜日
(ただし、7月21日(月・祝)と9月15日(月・祝)は開館、7月22日(火)は休館)

観覧料

当日:一般 420円/大学生 130円
団体:一般 210円/大学生 70円

  • ※団体は20名以上
  • ※高校生以下、18歳未満、65歳以上は無料
  • ※心身に障害のある方とその付添者1名無料
    (証明できるものをご提示いただく場合があります)

    ※本料金で「コレクション2」もご覧になれます
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