現代アメリカ版画の断面・作家と工房

会期:1988年10月1日~12月4日

今日、アメリカ版画の質量ともに高い評価は、1950年代末から1970年代にかけて設立されたアメリカ各地の版画工房の活動に負っている。それぞれの工房が、画家や彫刻家たちと共に、技術的な工夫や改良のみならず、エディションを厳密にするなど、版画を副次的な手段ではなく、真に創造的なメディアとして確立した。とくに主導的な立場にあったのが、ロサンゼルスのジェミナイ版画工房である。ここでは、経営者たちの才腕はもとより制作課程の綿密な管理と多彩な技術が、気鋭の作家たちと呼応しつつ制作をすすめるという積極的な方法を確立した。1966年の創立から現在までに千二百点余の作品を送り出し、批評家や愛好家の注目を浴びてきている。
本展では、ジェミナイ版画工房の成果の中から31作家110点を選び、その制作の内側から、戦後アメリカ版画における作家と工房のかかわり方とその意義を改めて考える一助とした。
なお、本展は、当館終了後、米子市美術館(1989年1月14日−2月5日)、町田市立国際版画美術館(1989年2月17日−3月19日)へ巡回した。

  • 入場者:総数8,950人(1日平均160人)
  • 主催:国立国際美術館ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントン
  • カタログ:「現代アメリカ版画の断面・作家と工房」
    30.4×22.8cm/280ページ/カラー125点、白黒182点
    二十世紀なかばの版画工房(ブルース・デイヴィス)/ジェミナイG.E.L.と作家たち(ルース・E.ファイン)/作家略歴/文献
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